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親子愛の伝道師「EOS Kiss」30年の歴史 「テキトーに僕らを撮らないで」は何年前?:荻窪圭のデジカメレビュープラス(4/6 ページ)
キヤノンから「EOS R50」が発売され、明言はしていないものの業界筋的には「Kissの名が付くカメラはもう出ないだろうな」という感じになっている。EOS Kiss誕生から30年という節目の年でもあるので、ここでちょいとEOS Kissの歴史を振り返ってみたい。
その後、2005年に「EOS Kiss Digital N」が登場。
2008年にはとうとうEOS Kiss Digitalから「Digital」が消えた。「EOS Kiss X2」だ。以降、Kissといえばデジタル一眼レフ、となる。
翌2009年のEOS Kiss X3では動画撮影に対応。
2011年のEOS Kiss X5ではバリアングルモニターを搭載。
この頃から、ファインダーを覗かずにライブビューで撮影する人が増えてきたような記憶がある。
EOS Kissがターゲットとするファミリー層は背面モニタでの撮影に慣れていたのだ。
ヒットしたEOS Kiss Xは性能を上げつつ進化し、ほぼ毎年新製品が出てたのだが、2019年の「EOS X10」(小型軽量で廉価なモデル)、2020年の「EOS Kiss X10i」(高性能な主力モデル)と来たところで一段落という感じだ。さすがにもう後継機は出ないかな、と思う。
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