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親子愛の伝道師「EOS Kiss」30年の歴史 「テキトーに僕らを撮らないで」は何年前?:荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/6 ページ)
キヤノンから「EOS R50」が発売され、明言はしていないものの業界筋的には「Kissの名が付くカメラはもう出ないだろうな」という感じになっている。EOS Kiss誕生から30年という節目の年でもあるので、ここでちょいとEOS Kissの歴史を振り返ってみたい。
2003年〜 EOS Kiss Digitalの時代
キヤノン最初のデジタル一眼レフは1995年のEOS DCS 3だったが、一般的な製品となると2000年に登場したEOS D30といっていい(のちに、EOS 30Dも出たので大変まぎらわしい)。
そしてEOS Kiss誕生から10年の節目となる2003年、待望のKissのデジタル版が登場した。EOS Kiss Digitalである。画素数は約600万画素。EOSというよりはコンパクトデジカメに近い操作系だなと感じたのをよく覚えている。
店頭価格はボディのみで12万円前後とぐっと低価格に。まだフィルムのEOS Kissも新製品が出ていたが、これからはデジタル一眼レフだ、と印象づけることになった。
当時、EOS Kiss DIgitalで撮った中から20年前っぽいものをどうぞ。
ちなみに北米での名称は「EOS Digital Rebel」。欧州やアジアでは「EOS 300D」だった。フィルム時代と同様、国内ではKiss、北米ではRebelシリーズだったのである。
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