フルサイズで世界最小・最軽量 ソニー、Vlogカメラ最上位モデル「ZV-E1」発表 ホワイトもある
ソニーは、フルサイズセンサーを搭載した新型ミラーレスカメラ「ZV-E1」を発表。YouTubeなどVlogに最適化した「VLOGCAM」シリーズの最上位モデルで、Eマウントによるレンズ交換に対応。ボディ内手ブレ補正を搭載したフルサイズカメラとして世界最小・最軽量(約483g)としている。
ソニーは3月29日、フルサイズセンサーを搭載した新型ミラーレスカメラ「ZV-E1」を発表した。YouTubeなどVlogに最適化した「VLOGCAM」シリーズの最上位モデルで、Eマウントによるレンズ交換に対応。ボディ内手ブレ補正を搭載したフルサイズカメラとして世界最小・最軽量(約483g)としている。
センサーは、約1210万画素の裏面照射型CMOSセンサーを採用。画像処理エンジンは最新の「BIONZ XR」。常用ISO感度は80〜10万2400、拡張感度は静止画で40〜40万9600、動画で80〜40万9600。5軸のボディ内手ブレ補正は最大5.0段。激しい動きに対応する「アクティブモード手ブレ補正」に加え、補正効果を高めた「ダイナミックアクティブ」も搭載。手持ち撮影でもスムーズな撮影を実現する。
AFは、AIプロセッシングユニットによる「リアルタイム認識AF」を搭載。人物、動物、鳥、昆虫、車/列車、飛行機を認識できる他、自動的に構図を変更しながら被写体を追従する「オートフレーミング」を新たに搭載。被写体と並走して撮影する際に、適切な構図になるようAIが自動トラッキングして補正する「フレーミング補正」も搭載する。
動画性能として最大4K120p収録に対応(6月提供予定の無料アップグレードライセンス適用時)する他、15+ストップのダイナミックレンジを確保(Slog3時)。シーンに合わせて色味を簡単に設定できる「シネマティックVlog設定」、フォーカシング時の画角変動を抑える「ブリージング補正」、デジタルシネマカメラ「VENICE」の開発を通じて培った「S-Cinetone」を搭載する。
マイクは、指向性が進化し、高い集音性能を持つインテリジェント3カプセルマイクを搭載。認識した被写体の動きに合わせて、自動で収音する方向に指向性を切り替える「AUTO」モードを搭載する。収音する方向に合わせて3方向から手動で指向性を選択することもできる。その他、バリアングル液晶を搭載。ソニーの新アプリ「Creators' App」にも対応する。
市場推定価格は、ボディが33万円前後、28-60mm F4-5.6のレンズが付属したレンズキットが36万円前後。4月21日の発売を予定している。カラーはブラックとホワイトの2種類を用意する。
関連記事
- “FULL”なVLOGCAM? ソニーが29日発表か シルエットだけ公開中
ソニーは3月29日の午後11時にVLOGCAMとおぼしき新製品を発表する模様だ。「αUniverse」でティーザー(予告)画像を公開している。 - 「α7 IV」本体更新 新モバイルアプリ「Creators' App」対応、「Imaging Edge Mobile」は非対応に
「7 IV」本体ソフトのアップデート「Ver 2.00」配信がスタート。新モバイルアプリ「Creators' App」に対応する。 - 4年ぶり「CP+」に隔世の感 会場にはリアルでしか体験できないことが詰まっていた
23日からパシフィコ横浜にて「CP+2023」が開催中だ。久しぶりのリアル開催にちょっとドキドキしながら行ってきたのだが、やはり会場でしか味わえない体験が多かった。 - ソニー、網膜投影カメラキットを発売 ロービジョンの人でも撮影しやすく
ソニーは目のピント調節能力の影響を受けにくいレーザー網膜投影式のビューファインダーを組み合わせたデジカメのセットを販売する。一部費用をソニーが負担することで価格を10万9800円に抑えた。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.