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LINEとみずほの“スマホ銀行”設立中止 延期と追加出資の末

LINEとみずほの親銀行プロジェクトが中止。当初は2020年開業を目指していたが22年に延期。22年内の開業もかなわなかった。

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 LINEとみずほフィナンシャルグループ(FG)は、両社がグループ会社を通じて準備していた銀行開業を中止すると発表した。当初は2020年開業を目指していたが22年に延期。22年内の開業もかなわなかった。

 両社は「安全・安心で利便性の高いサービス提供には、更なる時間と追加投資が必要であり、顧客の期待に沿うサービスのスムーズな提供が、現時点では見通せない」ため、中止を決めたという。

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 2019年、LINE Financial(LINEとみずほFGの共同出資)とみずほ銀行が共同で、「LINE Bank設立準備会社」を設立。2020年内に、LINEのユーザーベースやUXを生かした銀行設立を目指していた。

 だが、2020年中にはかなわず、設立目標を2022年に延期。経営体制を変更し、両社が追加出資していたが、22年中の設立も実現できなかった。23年3月時点のLINE Bank設立準備会社の資本金と資本準備金合計は255億円に上る。

 プロジェクト中止のため、LINE Bankは解散・清算手続を進める。

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