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Google検索、今夏から“猛暑アラート”表示へ
Google検索で猛暑などについて検索すると、関連するアラートを表示するようになる。向こう数カ月中に展開する。熱波の時期予測や涼しくすごすためのヒントなどを提供する。
米Googleは3月29日(現地時間)、向こう数カ月中に、Google検索で極端な暑さ(extreme heat)に関する情報を検索すると、猛暑に関するアラート表示を展開すると発表した。
熱波の開始時期と終了時期の予測、涼しくすごすためのヒント、関連する健康上の懸念などのまとめが検索結果に表示されるようになる。
情報は、Global Heat Health Information Network(GHHIN)との協力で提供する。GHHINは、2016年に世界保健機関(WHO)や米海洋大気庁(NOAA)、コロンビア大学、香港天文台などの国際機関や民間団体が立ち上げた、気候変動や熱波の対策に取り組む組織だ。
Googleによると、例年50万人近くが猛暑で死亡しているという。2022年7月には、熱波に関する検索が世界的に過去最高を記録した。
Googleはこれまでも、地震や山火事、ハリケーンなどの災害についてのアラートを表示する取り組みを行ってきた。
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