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一人暮らし専用、パナの食洗機「SOLOTA」の実力を検証してみた:知らないと損!?業界最前線 〜特別編(5/8 ページ)
家電の進化により、多くの家事が自動化・半自動化したが、取り付け工事が必要なため普及に伸び悩んでいたのが食器洗い乾燥機だ。しかしここにきて工事が不要な“タンク型”が広がりを見せている。そこで、パナソニックの一人暮らし向け「パーソナル食洗機SOLOTA」を、実機でレビューしたい。
1人分の食器は問題なく収納できた。最後に残さいフィルターの辺りに、食洗機用の洗剤を投入する。通常の食洗機同様、一般的な台所洗剤は使えないので注意が必要だ。食器のセットが終わったら前面ドアを閉じると電源がオンになる(電源ボタンを押してもいい)。本体下部の水タンクに水位線まで水を入れてセットしたら「PAUSE/START」ボタンを押して、洗浄をスタートする。
SOLOTAには洗浄コースなどが用意されていないので、特にコースを選ぶといった操作は不要だ。スタートすると自動的に下部のノズルが回転してシャワーの噴射が始まり、食器の洗浄がスタートする。なお、「PAUSE/START」ボタンを3秒以上長押しすると送風乾燥のないモードになり、運転終了後のドライキープ運転もなしになる。
運転時間の目安は約120分。洗浄が約60分で、送風乾燥が約60分だ。今回のテストでもほぼそれぐらいの時間で洗浄終了を表すアラームが鳴った。
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