連載
一人暮らし専用、パナの食洗機「SOLOTA」の実力を検証してみた:知らないと損!?業界最前線 〜特別編(6/8 ページ)
家電の進化により、多くの家事が自動化・半自動化したが、取り付け工事が必要なため普及に伸び悩んでいたのが食器洗い乾燥機だ。しかしここにきて工事が不要な“タンク型”が広がりを見せている。そこで、パナソニックの一人暮らし向け「パーソナル食洗機SOLOTA」を、実機でレビューしたい。
洗浄結果は写真の通り。ハンバーグの油汚れが付着していた大皿は汚れ一つなくキレイになった。またテスト用にケチャップを塗った小皿もセットしたが、これもキレイに洗浄できた。ちょっとだけ気になったのは黒いご飯茶碗。表面がいまいちツヤっとしない仕上がりだった。ただこれはSOLOTAの問題というわけではなく、食洗機で釉薬仕上げの瀬戸物を洗ったときによくあるくすみで、軽くスポンジで拭えばきれいになる。
今回のテストで使った皿にはなかったが、食器の上に残った残さいや、こびりつきといった汚れなどは、SOLOTAに入れる前に取り除いたり手洗いする必要がある。この点は他の食洗機と同じだ。それでもSOLOTAを使うことで、食器を手洗いする時間は大幅に短くなる。
関連記事
- パナの若者向け「食洗機」出足好調 6割が「必要ない」という世代にどう挑んだか
パナソニックからお一人様向けの食器洗い乾燥機が登場した。工事不要のタンク式でコンパクトな点が特徴だ。すでに従来品の約3倍のオーダーがあるという。普及率が3割未満という食器洗い乾燥機市場で、6割が「必要ない」とする世代に対し、パナソニックはどう挑んだのか。 - 一人暮らしのための食洗機、パナが発売 設置面積は「ほぼA4ファイルサイズ」
パナソニックは17日、一人暮らしを想定した小型の食器洗い乾燥機「SOLOTA」(ソロタ)を発表した。2月中旬に発売する。直販価格は3万7620円。月額1290円のサブスクリプションサービスもある。 - ホットクックの牙城を崩せるか? パナ本気の「オートクッカー」の完成度は
この10年間で、調理家電のうち最も躍進した製品の1つが自動調理鍋だが、中でも最も成功したのがシャープ「ヘルシオ ホットクック」だ。そこへパナソニックが23年2月、「オートクッカー ビストロ」を発売した。オートクッカーは、ホットクックの牙城を崩せるのだろうか。 - 全自動炊飯器も登場!? 23年注目「3つ」の家電カテゴリー
新型コロナウイルスの世界的な広がりから3年。2023年が幕を開けた。今回は、アフターコロナが加速するはずの今年、盛り上がりが予想される注目の家電カテゴリーを3つ紹介したい。1つ目は炊飯器市場、次にノンフライ調理器市場、最後にポータブル電源市場だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.