ニュース
twilogは「ツイート取得終了」へ Togetterは「可能な限り対応」 Twitter API有料化の波紋
米Twitterが新しいAPIの価格を発表したことを受け、APIを利用している日本の人気サービスが、対応を表明している。
米Twitterが3月29日(現地時間)に新しいAPIの価格を発表したことを受け、APIを利用している日本の人気サービスが、対応を表明している。
ツイートを取得してブログ形式で保存できる「Twilog」と、「いいね」に登録したツイートを、日付やユーザーごとに表示できる「favlog」を運営する個人開発者のロプロスさんは30日(日本時間)、「4月中にツイートの記録を終了する可能性が高い」と表明。両サービスは休止状態になりそうだ。
ロプロスさんは両サービスを個人で開発し、無料で提供してきた。従来のAPIでは、月間200万ツイートの取得までは無料だったが、新APIでは月間100ドルで1万ツイートの取得が上限に。「もう終わりやね…」とロプロスさんはつぶやいている。
ただ、「ツイートの記録が終了しても、即時サービスを閉鎖する予定はない」とも。既にTwilog/favologに記録されているツイートは「当面の間はこれまで通り閲覧可能な状態で残したい」という。長期的なサービス存続は「未定」としている。
複数のツイートをまとめるサービス「Togetter」(運営:トゥギャッター社)は30日、「有料化後も現在のクオリティを維持してお使い頂けるよう可能な限り対応予定」と表明した。ただ「まだ不明な点が多いため、引き続きTwitterからの発表を待ち、詳細が分かり次第報告する」としている。
関連記事
- Twitter、新API開始 ベーシックは月100ドル、書き込みだけの無料プランも 「30日間のうちに移行して」
米Twitterが新しい「Twitter API」の提供を始めた。プランは3種類で、ユーザーには「今後30日で既存のAPIの使用は非推奨とする。スムーズな移行をおすすめする」と告知している。 - Togetterは「API有料化後も可能な限り対応予定」 twilogも「可能な限り存続したい」
TwitterがAPIの無料提供を終了へ。Togetterやtwilogはどうなる? - Twitter、月額13万5000円の「認証済み組織アカウント」受け付け開始
Twitterは企業や非営利団体向けの認証マークの提供をグローバルに開始した。日本でのサブスク料金は月額13万5000円。New York Timesによると、大手広告主やフォロワーの多い組織には無償でマークを提供するという。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.