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DMM会長「生成AIのサービス開発に20億円投資するよ〜」 国産LLM構想も?
DMM.comの亀山敬司会長が、生成系AIのサービス開発に20億円を投じるとSNSに投稿。事業責任者やCTOも募集している。
DMM.comの亀山敬司会長は4月1日、生成系AIのサービス開発に20億円を投じると、自身のTwitterアカウントで発表した。「日本最速・最大規模で同時多発的にサービス作っていく」(亀山会長)という。
同時に事業責任者やCTOも募集。関心のある人は、DMM傘下でクラウドサービスや研究開発事業を手掛けるAlgoage(東京都文京区)の大野峻典CEOに連絡するよう呼び掛けている。大野CEOは自身のTwitterで「やりたい事業アイデアの持ち込みも歓迎」「国産大規模言語モデルも作りたい」などと展望を説明している。
大規模言語モデル(LLM)とは、大量のテキストデータを使ってトレーニングした自然言語処理モデル。ファインチューニングなどにより、テキストの生成や要約などといった分野に応用できる。昨今では米OpenAIの最新LLM「GPT-4」が注目を集めている一方、SNSなどでは技術の独占などを防ぐ観点で、GPT-4に匹敵する国産の大規模言語モデルを望む声も出ている。
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