Microsoft、広告プラットフォームでのTwitterサポートを終了 マスク氏は「訴訟の時間だ」
Microsoftは広告プラットフォームでのTwitterのサポートを終了する。TwitterはMicrosoftが企業向けAPI利用料支払いを拒否したとツイート。マスク氏は「訴訟の時間だ」とリプライした。
米Microsoftは4月19日(現地時間)、広告プラットフォームでの「スマートキャンペーン」でのTwitterのサポートを終了すると広告関連のヘルプページで発表した。4月25日以降、以下ができなくなる。
- ソーシャル管理ツールからのTwitterアカウントへのアクセス
- ツイートの作成と管理
- 過去のツイートとエンゲージメント確認
- ツイートのスケジュール投稿
Facebook、Instagram、LinkedInでの操作は引き続き可能としている。
Microsoftは理由は特に説明していないが、Twitterは2月、APIの有償化を発表しており、米メディアによると企業向けプランは最低でも月額4万2000ドルからになる。
この件が報じられた後、Twitterオーナーのイーロン・マスク氏が頻繁にRTやリプライをするアカウント「T(w)itter Daily News 」は「MicrosoftはTwitterのAPI料金支払いを拒否し、Twitterを広告プラットフォームから削除した」とツイート。マスク氏はこのツイートに「彼ら(Microsoft)はTwitterのデータを違法に使っている。訴訟の時間だ」とリプライした。
マスク氏は以前にも訴訟をほのめかしたが実際には訴訟を起こさなかったことがあるので、今回も実際にMicrosoftを提訴するのかどうかは不明だ。
【更新履歴:2023年4月21日午後11時45分 当初「T(w)itter Daily News」アカウントを「Twitterの公式アカウントの1つ」としていましたが、確認がとれないため、表現を変更しました。】
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