Amazon、2020年開始のヘルスケアブランド「Halo」を終了へ
Amazonは、2020年に発売したフィットネスバンド「Halo」を含むHaloブランドのサービスを終了する。終了までのサブスク料金は無料にし、過去1年に購入したユーザーには全額返金する。関連部門の従業員はリストラされる。
米Amazon.comは4月26日(現地時間)、2020年に発売したフィットネスバンド「Amazon Halo(ヘイロー)」を終了すると発表した。公式サイトは既に閉鎖されている。
Haloは2020年8月に米国で発売したフィットネスバンド。本体は99.99ドル(約1万600円)で、連携するサブスクリプションサービスは月額3.99ドル。ディスプレイはなく、加速度計、温度センサー、心拍数モニター、2つのマイクからユーザーのデータを集め続け、それらを解析して連携するモバイルアプリで健康状態を表示するサービスだった。
Amazonはフィットネスバンドに続けて2021年にはHalo Viewを、2022年にはHalo Riseを発表した。
Haloブランドのすべての端末のサポートを7月31日に停止する。公式ブログによると、Halo関連部門の多数の従業員をレイオフする計画だ。
Haloブランドの製品を過去12カ月間に購入した顧客には全額返金し、未使用のプリペイドサブスク料金も返金する。また、同日からサービス終了までのサブスク料金は無料になる。Amazonは端末をAmazon Recycloing Programで返品することを勧めている。配送料は無料だ。顧客はこれまでのヘルスデータをダウンロードできる。データは8月1日以降に削除される。
Amazonは昨年11月から3回にわたって大規模なリストラを発表している。Haloの終了はその一環とみられる。
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