Amazon、1万8000人のリストラを正式発表
Salesforceに続き、Amazonも大規模リストラを発表した。影響を受けるのは1万8000人以上。主にAmazon Storeと人事関連部門が対象だ。
米Amazon.comのアンディ・ジャシーCEOは1月4日(現地時間)、1万8000以上の職を削減すると発表した。米The New York Timesによると、これは従業員の約6%に相当するという。
同社のリストラについては11月にThe New York Timesが約1万人のリストラを計画していると報じ、その後ジャシー氏がリストラに関する「われわれの年次計画プロセスは2023年まで延長される」と語った。その時点では影響を受ける人数は明らかにされていなかった。
広範なチームに影響するが、主にAmazon Storeと人事に携わるPXT(People Experience and Technology Solutions)部門を中心に実施するとしている。18日以降に影響を受ける従業員に直接通達する予定。この情報を外部にもらした人間がいたため、予定より早く全従業員にジャシー氏から告知することにしたという。
同社はパンデミック中、オンラインサービス需要の急拡大に対応するため、従業員を2倍以上増やしたが、直近の四半期では成長率が20年ぶりの低水準にまで落ち込んだ。
米国IT業界では昨年11月に入ってから人員削減が相次いでいる。米Twitterを買収したイーロン・マスク氏は社員の大規模な解雇を実施した。米Metaも11月に1万1000人の解雇を発表した。米Salesforceは4日、従業員の約10%を解雇し、一部のオフィスを閉鎖すると発表した。
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