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標準ズームの次に買うと一番楽しいレンズは何? 6種類の単焦点レンズで街を撮影してみた荻窪圭のデジカメレビュープラス(5/7 ページ)

標準ズームは持っていて、撮影が楽しくなってきたけど特に何か専門で撮りたいものがあるわけではない人が次に何を買うと楽しいか。やはり単焦点レンズだ。

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50mm F2 DG DNは伝統的標準レンズ

 50mmといえば古くから「標準レンズ」と呼ばれていた焦点距離。人間の眼に近い画角ともいわれてる。

 非常に素直で撮りやすい画角だが、それだけに何も考えずに撮ると何も考えてない写真になりやすいのだけど、人を撮ったり街の一部を切り取ったりと幅広く使える。


50mm F2 DG DN。最新の標準レンズだ

 標準レンズということで標準っぽいポートレートを。


曇天だったので色は地味だが、ほどよい遠近感と背景のボケ具合が標準レンズだ

 このクラスのレンズになるとボケもうまく使いたい。F2.0は標準レンズにしては開放F値があまり高くないが、十分いい感じでボケてくれる。

 古い集落の鎮守の手水舎にて。


龍の手水舎。背景の丸いボケは木漏れ日だ。F2のレンズだが1段くらい絞るとボケの形がきれいな丸になる

 そしてまたもやウルトラマン商店街。ウルトラマン型の街灯の下にある「55年前、未来があった。」というコピーが大変ぐっときたのは、あの頃は未来があった、というよりは「未来しかなかった」よなあという実感があるからなんだろうけど、それを。


ウルトラマン商店街のウルトラマンをモチーフにした街灯。55年前、未来があった

 そして17mmの作例でも撮った駅前のウルトラマン像を、50mmらしく真正面から、ちょっと露出オーバー目ですっきりと撮ってみたのがこちらだ。


17mmで見上げるのと50mmでほぼ正面から撮るのでは雰囲気が全然違って面白い。オーバー目で撮ることで17mmで撮った写真と雰囲気を変えてみた

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