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標準ズームの次に買うと一番楽しいレンズは何? 6種類の単焦点レンズで街を撮影してみた荻窪圭のデジカメレビュープラス(6/7 ページ)

標準ズームは持っていて、撮影が楽しくなってきたけど特に何か専門で撮りたいものがあるわけではない人が次に何を買うと楽しいか。やはり単焦点レンズだ。

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65mm F2 DG DNはポートレートにもよし

 最初のIシリーズは、45mm F2.8、その後に出たのが35mm F2とこの65mm F2だった。標準レンズの50mmより一足先にこのちょっとだけ望遠な65mmが出たのが面白い。


65mm F2 DG DN。このシリーズではちょっと大きめ

 このくらいの中望遠になると、形がきれいに出て(特に人を撮るときは顔の形がきれいに出るのは大事だ)、1つの主題に注目させるのにもいい。


65mmになるとポートレートにいい。ほどよい距離感できれいな姿形で撮れる。背景のボケもいい感じに

 主題を際立たせやすいってことで、ちょっと怖い写真も1枚。とある神社の裏手に回ったら、無造作に猫を抱いた和服の女性の像が置いてあったのだけど、首がなかったのですよ。ちょっと怖かったので怖さをお裾分けです(いらんわ、といわれそうだけど)。


初めて見たときはちょいとドキッとしたですよ。膝に乗せてるネコがまたいい味を出してるのだが、なぜ首がないのかは分かりません

 中望遠で撮るスナップって個人的にはけっこう好き。その時代を表す1枚を撮るのにいい。


コロナ禍の真っ只中で撮影した正月の神社。参拝者への注意書きが時代を表している

 そして最後はたまたま65mmでちょうどよくおさまった夏の雲を。実に夏らしいきれいな雲だったので。


たまたま65mmの画角がぴったりだった夏の雲。F8まで絞って撮影

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