VTuber「周防パトラ」、所属事務所から独立 YouTubeチャンネルや2Dモデル買い取り 「ローン35年に伸びた」
VTuberの周防パトラさんが所属していた事務所「ななしいんく」から独立。YouTubeチャンネルや2Dモデルなどを買い取り、個人で活動を続ける。かかった費用については「もともと32年ローンがあったが、この度35年に伸びた」という。
バーチャルYouTuber(VTuber)の周防パトラさんは5月10日、所属していた事務所「ななしいんく」から独立した。YouTubeチャンネルや2Dモデルなどを買い取り、今後は個人で活動を続ける。かかった費用については「(収録スタジオの設立で)32年ローンがあったが、この度35年に伸びた」(周防さん)という。
周防さんは2018年にデビュー。魔界からきた女王という設定で、ASMR(環境音や声などで心地良さやぞわぞわ感を誘発する動画・音声)やゲーム実況動画の投稿などを中心に活動している。特にASMRには注力しており、21年には収録用のスタジオを35年ローンで作ったという。Twitterのフォロワー数は約24万6000人、YouTubeチャンネルの登録者数は約66万6000人(いずれも10日時点)。
周防さんが9日に投稿した動画での説明によれば、独立を考えたきっかけは所属していたVTuberグループが3月に実質的に消滅したことという。消滅のタイミングで「自分でいろいろやってステップアップしようと思った」ことから独立に至ったとしており、事務所や他タレントとの不仲が原因ではないとしている。
YouTubeチャンネルそのものや過去に投稿した動画、2Dモデルのバリエーション、過去に制作した楽曲などは「(ななしいんくから)自由に使っていいよといわれている」という。今後、YouTube上での活動で得た収益は全て周防さんに入るといい、依頼があればななしいんくからの仕事も引き受けるとしている。
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