「Pixel 7a」発表 スペック大幅底上げ、6万2700円 ドコモでも取り扱い復活:Google I/O 2023
米Googleは、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O 23」において、新型スマートフォン「Pixel 7a」を発表した。価格は6万2700円。
米Googleは5月10日(現地時間)、同社の開発者向けカンファレンス「Google I/O 23」において、新型スマートフォン「Pixel 7a」を発表した。価格は6万2700円で、旧モデルの「Pixel 6a」から9000円ほど値上げ(米国は50ドルアップ)されているが、上位機種の「Pixel 7」とほぼ同じスペックを実現しながらも、2万円ほど安価に設定されているのが特徴。先行レビューはこちらを参照。
Pixel 7aは、Pixel 7/7 Proでも採用されているGoogleの最新独自チップ「Tensor G2」を採用。メモリはPixel 7と同じ8GBとなり、旧モデルの「Pixel 6a」では使えなかったワイヤレス充電、90Hzの「スムーズディスプレイ」、顔認証に対応した。ディスプレイは6.1インチのOLEDパネルで、指紋認証に対応する。デザインもPixel 7と同じテイストに刷新された。
メインカメラは、6aに搭載されたものより72%大きくなった6400万画素の1/1.73インチセンサーに刷新。夜景モードの撮影スピードが6aから2倍高速化し、4K60pの動画撮影、最大8倍の超解像ズームが利用できる。1300万画素の超広角カメラ、1300万画素のインカメラも搭載する。
AI機能も複数搭載しており、中でも通話アシスト機能が強化された。電話に出る前に相手の名前と用件を確認できる「通話スクリーニング」、電話が保留になった際に代わりに待機してくれる「代わりに待ってて」、背景ノイズを低減して声をクリアにする「クリア音声通話」を搭載。その他、リアルタイム翻訳、文字起こしができるボイスメモ機能、メッセージアプリの音声入力なども利用できる。
5月11日からGooglesストアなどで販売を開始する他、ソフトバンク、KDDIに加え、久しぶりにNTTドコモでも取り扱う。カラーは、Charcoal、Snow、Sea、Coralの4色だ。
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.
関連記事
もう「7」はいらないかも 「Pixel 7a」を使ってみたらコスパが良すぎた 【先行レビュー】
Pixelの良コスパモデルに新作「Pixel 7a」が登場した。2022年10月に登場した「Pixel 7」の廉価版と考えるとわかりやすい。が、これが全く廉価版ではないのだ。
Google初、折りたたみスマホ「Pixel Fold」正式発表 25万3000円
米Googleは、開発者向けカンファレンス「Google I/O 23」において、同社初の折りたたみスマートフォン「Google Pixel Fold」を発表した。
「Google Workspace」に生成AI搭載へ 文章からスライド用の画像生成、スプレッドシートでリスト作成など
米Googleがオフィススイート「Google Workspace」の新機能として、生成AIを活用した「Duet AI for Google Workspace」を発表。イベントでは、文章からプレゼンテーション用スライドで使う画像を作成する様子などを披露した。
GoogleのチャットAI「Bard」、日本語に対応 もう使える
米Googleが生成型AI「Bard」の日本語・韓国語対応を発表した。
Googleが次世代LLM「PaLM 2」発表 プレビュー版を公開
米Googleが次世代LLM「PaLM 2」発表。プレビュー版の提供も始めた。生成型AI「Bard」も旧「PaLM」からPaLM 2に移行する。


