ニュース
ウマ娘訴訟の影響? 知財情報サイト「IP Force」がつながりにくい状態に
知財情報サイト「IP Force」がつながりにくい状態に。SNSでは、コナミデジタルエンタテインメントがCygamesに対して起こした特許権侵害に関する訴訟を巡り、争点となっている特許をIP Forceで調べようとする投稿が見られる。
知的財産権に関する情報を掲載するサイト「IP Force」が5月17日午後4時半ごろからつながりにくい状態だ。サイトにアクセスしようとすると、ときおり502エラーが発生する。SNSでは、コナミデジタルエンタテインメントがCygamesに対して起こした特許権侵害に関する訴訟を巡り、争点となっている特許をIP Forceで調べようとする投稿が見られる。
IP Forceは名古屋大学発のベンチャー企業・サイエンスインパクト(東京都江東区)が運営するサイト。企業のごとの特許出願件数ランキングや、各特許の詳細、特許事務所の求人情報などを掲載している。
問題の訴訟は、コナミデジタルエンタテインメントが、Cygamesのスマートフォンゲーム「ウマ娘 プリティダービー」のゲームシステムやプログラムについて、コナミ側の特許権を侵害しているとして提訴したもの。40億円の損害賠償やゲームの提供停止を求めている。
争点になっているのがどの特許なのか、現時点で2社からの発表はない。一方、SNSではファンなどの間で臆測が広まっており、IP Forceのページが論拠として使われているようだ。ITmedia NEWS編集部がコナミデジタルエンタテインメントに対し、争点となっている特許について詳細を聞いたところ、「回答を控える」との返答があった。
関連記事
- コナミがCygamesを提訴 「ウマ娘」で特許侵害あったとして 40億円とゲーム提供差し止め求める
コナミデジタルエンタテインメントがゲーム「ウマ娘」で特許侵害があったとしてCygamesを相手に訴訟を提起した。40億円の損害賠償やゲームの差し止めなどを求めている。 - 「ウマ娘」攻略サイト、個人開発ツール巡って謝罪 GameWith「信頼を失う行動だった」【訂正あり】
ゲーム攻略サイト「GameWith」を運営するGameWithは、スマートフォンゲーム「ウマ娘 プリティーダービー」の攻略サイトで公開していたツールについて、「配慮やモラルの欠如があった」として謝罪した。 - ニンテンドーアカウント刷新プロジェクトの裏側 27カ月にわたる試行錯誤、キーパーソンが語る
アクセスや連携サービスの増加からシステム改修を迫られていた「ニンテンドーアカウント」。システム刷新の裏側をキーパーソンたちが語る。 - リリース直後に1600万リクエスト、押し寄せるbotの大群 「コードギアス」スマホゲームの安定運用を実現したクラウド活用術
リリース直後に大量のアクセスが見込まれたスマホゲーム版「コードギアス」。対する開発元・JOROは従業員数30人ほどの少数精鋭。JOROが大量のアクセスを無事にさばけた背景を探る。 - 「逆に何ができないんだ」 ゲーム「ウマ娘」を支える“サイゲ専用シナリオ制作アプリ”が多機能過ぎる
Cygamesはオンラインイベントで、ウマ娘のシナリオ作成に使った社内アプリ「こえぼん」を紹介した。同社の“こんな機能が欲しい”という要望が詰まった同アプリは実に多機能で、視聴者からは「逆に何ができないんだ」「金は出すから売ってくれ」といった声が上がった。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.