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世界トップ「ルンバ」、猛追の中国勢から市場を守れるか 23年ロボット掃除機トレンド知らないと損!?業界最前線(2/5 ページ)

新型コロナウイルス感染症が5類に移行し、以前の事情生活が戻ってきた。リモートワーク中は隙間時間にできた家事をしにくくなっている人もいるだろう。そんななか家事をサポートする自動化家電が続々登場。なかでも特に市場での存在感が大きくなりそうなのが、中国勢が手掛けるロボット掃除機だ。

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続々と登場する新興勢力は、中国勢

 最新のロボット掃除機市場を語る上で欠かせないのが中国メーカーの躍進だ。23年5月に新モデル「DEEBOT T20 OMNI」(直販価格17万9800円)を日本国内で発表したエコバックスジャパンは、22年、日本市場での累計販売台数が前年比168.8%に達するなど、高い成長率を実現しているという。


エコバックスの調査によると、22年の国内ロボット掃除機市場は300億円を突破し、その中でエコバックスの支持、認知が広がっているという(23年5月開催の「DEEBOT T20 OMNI」発表会にて筆者撮影)

 この勢いは、エコバックスだけではない。22年以降に日本市場へ投入された新作ロボット掃除機を調査してみると、アンカーやロボロック、ナーワル、TP-Link、スイッチボットと、アイロボット以外はほとんどが中国メーカーのロボット掃除機なのだ。つまりロボット掃除機市場は、アイロボットのルンバ対中国メーカーの製品という構図が生まれているのだ。


エコバックスの新モデル「DEEBOT T20 OMNI」。ゴミの収集に加え、モップへの給水、汚れたモップの洗浄、熱風乾燥まで行う全自動クリーニングステーションが付属。新たに「モップ自動リフトアップ」機能を搭載する

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