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理研とIntel、量子計算機・HPC分野で協力強化 「飛躍的な性能向上」目指す
理化学研究所と米Intelが、AIや量子コンピュータ、HPCといった次世代コンピューティング分野での共同研究の加速に向け、覚書を締結した。
理化学研究所と米Intelは5月18日、AIや量子コンピュータ、HPCといった次世代コンピューティング分野での共同研究の加速に向け、覚書を締結した。
ビッグデータの巨大化などによりAI研究・開発に必要な計算リソースが高度化していることから、コンピュータの飛躍的な性能向上を図るのが目的。試作品も製造し、グローバル展開も視野に提携を進める。
理化学研究所は中長期計画の中で、さまざまな最先端研究をつなぐ取り組みを実施している。このプロジェクトの推進にも性能向上や研究の加速が必要としている。
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