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Google、東京大学及びシカゴ大学の量子コンピュータ研究支援で最大5000万ドル出資

Googleは、量子コンピューティングで東京大学とシカゴ大学に最大5000万ドル出資すると発表した。5月22日には3組織によるオンラインでの量子ワークショップが開催される。IBMもG7に合わせ、両大学への出資を発表する見込み。

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 米Googleは5月17日(現地時間)、量子コンピューティングにおける日米両政府の共同の取り組みを支援するため、米シカゴ大学および東京大学との量子コンピューティングパートナーシップを発表し、向こう10年間で最大5000万ドルを出資すると発表した。

 21日開催予定のG7と日米首脳会議に合わせて署名するとしている。

 この提携で、Google、シカゴ大学、東京大学という3つの組織の多様な強みをベースに、「フォールトトレラントな量子コンピュータの開発を加速するための重要な研究テーマに投資する」としている。

 東京大学は同日、22日に3組織による「量子ワークショップ」を開催すると発表した。オンラインで無料で提供する。GoogleからはGoogle Quantum AIのエンジニアリングディレクター、ハルトムート・ネブン博士が登壇する予定だ。

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「量子ワークショップ」告知

 米Wall Street Journalによると、米IBMも両大学の量子コンピュータ研究に1億ドル提供する計画という。こちらもG7に合わせて正式発表があるようだ。

 東京大学は4月、127量子ビットのプロセッサ「Eagle」搭載の量子コンピュータ「IBM Quantum System One with Eagleプロセッサー」を導入すると発表している。

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