中国の「スプラトゥーン風ゲーム」が、スクエニのアレより“まんま”すぎる件:NEWS Weekly Top10
スクウェア・エニックスの新作ゲーム「FOAMSTARS」が任天堂の『スプラトゥーン』に似ていると話題になった。一方、中国のスプラ風ゲームには、スクエニの新作以上に“そのまんま”となっているものもある。
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2023年5月20日〜5月26日先週のアクセス1位は、G7で日本が各国首脳にふるまった料理がTwitterで写真付きで紹介されているという記事だった。料理もさることながら、各国首脳へのお土産である、漆器や歌舞伎鑑賞用の双眼鏡なども豪華だ。しかし、これらは、もらっても使わない首脳も多いのでは? こういう機会のたびにたくさんのプレゼントをもらっているであろう首脳陣は、その後どうしているんだろう……? と気になった。
2位は、「スクウェア・エニックスの新作ゲーム『FOAMSTARS』が任天堂の『スプラトゥーン』に似ている」と話題になっているという記事だった。トレーラー映像では、キャラクター同士が銃のような武器から泡を発射し、敵チームを攻撃したり、フィールド上に泡をまき散らしたりしている。ルールは不明だが、スプラトゥーンのようなシューティング&陣取りゲームかもしれない。
中国のスプラ風ゲームはほぼ“そのまんま”
スプラトゥーンは、「エリアをインクで塗る」「塗った自陣を素早く移動できる」といった仕様やキャラクターの造形などのオリジナリティーが広く受け入れられて大ヒット作になったが、もちろん、シューティングや陣取りゲームは、スプラトゥーンが最初ではない。それぞれ、1980年前後から脈々と歴史がつむがれ、ゲーム同士でまねしてまねされながら、進化してきた。
日本の陣取りゲームの歴史を調べたところ、タイトーの「クイックス」(1981年)に行き着いた。自機を動かして線を引き、エリアを囲んで占領するゲームで、「一時代を築いた名作」だという。現在、Nintendo Switch向けに配信されている。シューティングゲームも、タイトーが「スペースインベーダー」(1978年)で切り開いたジャンルのようだ。
画期的なゲームシステムを搭載したゲームがヒットすると、それをまねたフォロワーが次々に出るのは、今に始まった話ではない。例えば筆者が小学生の頃、ファミコンの「スーパーマリオ」(1985年)が大ヒットした後、横スクロールアクションゲームが大量に出た。「高橋名人の冒険島」(ハドソン、1986年)や「忍者ハットリくん」(同)などだ。
現代に話を戻そう。スプラトゥーンのヒットの規模を考えると、フォロワーとなるゲームがこれまで目立たなかったのが不思議なぐらいといえる。
ただ中国は例外だ。スプラトゥーンそっくりなモバイル向けゲームが、2016年頃から何度も話題になっている。以下の動画を見てもらえれば分かると思うが、スクエニの新作よりよっぽど“まんま”だ。
日本でこれまでスプラトゥーンに似たゲームが出なかった背景には、任天堂が周辺特許を固めている、という事情もあるだろう。また、ただ似ているだけでは、プレイヤーも「スプラトゥーンの方がいい」と感じるだろうから、“売れないパクリゲー”のらく印を押されるだけ。開発にGOが出ないだろう。スクエニ新作には、スプラトゥーンにはないオリジナルな面白さが含まれていると期待したい。
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