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任天堂、2年連続で減収減益 Switch・ゲームソフトの両方で販売減 来期も減少見込み
任天堂の2023年3月期連結決算(22年4月〜23年3月)は、売上高が前期比5.5%減の1兆6016億円、営業利益が同14.9%減の5043億円、純利益が同9.4%減の4327億円と、前年度に引き続き減収減益だった。
任天堂が5月9日に発表した2023年3月期連結決算(22年4月〜23年3月)は、売上高が前期比5.5%減の1兆6016億円、営業利益が同14.9%減の5043億円、純利益が同9.4%減の4327億円と、前年度に引き続き減収減益だった。
ゲーム機「Nintendo Switch」シリーズの販売台数は合計1797万台で、前年同期比22.1%減。ソフトウェアは、「ポケットモンスター スカーレット・バイオレット」が2210万本、「スプラトゥーン3」が1067万本と好評を博した他、35本のミリオンセラータイトルを生み出したが、合計販売本数は2億1396万本で前年同期比9.0%減となった。
減収減益の要因としては、半導体部品の供給不足でハードウェアの生産に影響が出たこと、年末商戦で販売が伸びなかったことを挙げている。一方、ダウンロード販売などのデジタル売上高は円安の影響などから前年比12.7%増の4052億円になった。
24年度の業績予想は、売上高が1兆4500億円、営業利益が4500億円、純利益が3400億円。23年度実績からさらに減収減益する見込み。ハードウェア・ソフトウェアの販売数も15%以上減ると予想している。
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