ニュース
マイナポータルで別人の年金情報を誤表示 住所・生年月日が同じ別人にひもづけミス
地方職員共済組合が、マイナポータルにおいて別人の年金情報が表示される事案が発生したとして謝罪した。登録の際のミスで、元組合員の情報が他人のマイナンバーにひもづけられたのが原因。
地方職員の年金業務を請け負う地方職員共済組合は6月13日、マイナポータルにおいて別人の年金情報が表示される事案が発生したとして謝罪した。登録の際のミスで、元組合員の情報が他人のマイナンバーにひもづけられたのが原因。
同組合は元組合員の年金の決定に必要な情報を取得するため、地方公共団体情報システム機構に照会した。これは元組合員の名前や生年月日、住所などを入力するとマイナンバーなどの情報を取得できるものだが、入力の際に名前を間違って記載。名前以外の情報がおおむね一致する別人の情報が出力されたという。
そのマイナンバーに元組合員の年金情報をひもづけたため、別人の情報が他人のマイナポータルで表示されたとしている。関係者には連絡済みで、必要な対応も取っており、年金支給には問題が生じなかった。
今後は総務省からの指示を踏まえて、過去のデータを総点検し、再発防止に向けた措置を講じるとしている。
関連記事
- マイナポータルの公金受取口座登録ミス748件 デジタル庁が調査 “家族口座”の設定事例も13万件発見
デジタル庁が、マイナポータルから設定できる公金受取口座の登録ミスについて、同様のミスが全国で748件発生していた可能性があるとの調査結果を発表した。あえて本人以外の口座を登録したと思われるケースも約13万件見つかった。 - 今度はマイナポータルで公金受取口座の誤登録 福島市で4件発生 デジタル庁「登録済み口座を総点検する」
デジタル庁は、マイナポータルから設定できる公金受取口座の登録にミスがあったと発表した。自治体の支援窓口にて、他人のアカウントに預貯金口座を誤登録してしまう事例が複数発生したという。 - 相次ぐマイナカード関連ミス デジタル庁がFAQページ公開 問題の原因や問い合わせ先を説明
デジタル庁は、マイナンバーカード関連サービスにおけるミスや不具合が相次いでいる問題を受け、よくある質問と回答をまとめたFAQページを公開した。問題発生の原因や情報の確認方法、問題を見つけた場合の問い合わせ先などについて案内している。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.