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みずほ、システム開発・保守を生成AIで改善 富士通と実証実験

富士通が、みずほのシステム開発・保守作業を改善する実証実験を始めた。生成AIを活用し、システム設計書の記載漏れや書き間違いを自動検出するという。

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 富士通は6月19日、みずほフィナンシャルグループのシステム開発・保守作業を改善する実証実験を始めたと発表した。生成AIを活用し、システム設計書の記載漏れや書き間違いを自動検出するという。2024年3月31日まで2社共同で実施する。

 設計書の記載漏れを防ぐだけでなく、修正した書類を基に、システムテストの仕様書をAIで自動生成する技術の開発も目指す。システムの開発・保守そのものをAIに任せることが可能かの検証も進めるという。

 実証実験では、大規模言語モデル「GPT-3.5」などのAPIを米Microsoftのクラウドで使える「Azure OpenAI Service」を活用する。富士通がAIを独自にカスタマイズし、研究中のAI技術を試験提供するプラットフォーム「Fujitsu Kozuchi (code name) - Fujitsu AI Platform」を介してみずほに提供するという。

 富士通がスーパーコンピュータ「富岳」を活用して開発中のLLM(大規模言語モデル)もみずほとの実験に取り入れる方針。「2024年度に、産業界での応用研究としてみずほのシステムに広く適用していく」(富士通)という。

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