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文化庁、「AIと著作権」の講演映像をYouTubeで公開 全64ページの講演資料も無料配布中
文化庁は、著作権法の観点から生成AIについて解説するセミナー「AIと著作権」の講演映像をYouTubeで公開した。併せて64ページに及ぶ講演資料も無料公開している。
文化庁は6月22日、生成AIについて著作権法の観点から解説するセミナー「AIと著作権」の講演映像をYouTubeで公開した。19日にYouTubeライブで配信した講演のアーカイブ動画で、同庁の公式YouTubeチャンネルで公開中。併せて64ページに及ぶ講演資料も無料公開した。
セミナーは、著作権に関する基礎知識などをレクチャーする「著作権制度の概要」と、AI画像などが著作権上どのように取り扱われるかを解説する「AIと著作権」の2部構成。Twitterでは「文化庁による生成AIに対する見解が整理されている」などと話題になった。当初はアーカイブを公開する予定はなかったが、要望が多数あったことから方針を変えたという。
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