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メルカリ、3Dプリンターで作ったハンドメイド商品の出品について注意喚起
メルカリが、3Dプリンターで製造したハンドメイド商品について注意喚起している。食器類やキッチン用品などで衛生面に問題があるという。
メルカリは6月23日、3Dプリンターで製造したハンドメイド商品の出品・販売について注意喚起を行った。食器類やキッチン用品などでは、製造時にできる積層痕により細菌が繁殖する可能性がある他、耐熱性が低く煮沸消毒ができないため、衛生面に問題があるとしている。
3Dプリンターでは、PLA樹脂というプラスチック素材を使うことが多く、熱に弱い性質があるという。そのため食器以外にも、自作したランプシェードやライトホルダーなどの場合、使い方によっては溶けたり発火する可能性があるとしている。
ただし、3Dプリンターで自作した商品の販売自体は可能で、上記のような危険性がない場合は出品できるとしている。また、出品時は3Dプリンターで自作したハンドメイド商品であることを明記し、ユーザーがあらかじめリスクを踏まえて購入できるよう適切な情報提供を呼びかけている。
その他、3Dプリンターで自作した商品を営利目的で反復継続して出品する場合、許認可や届け出が必要になるという。こうした手続きが必要になるかについては、法律事務所や各種省庁、専門機関などに問い合わせるよう案内している。
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