歩道で“ゆっくりモード”を使える電動キックボード ハンドル横も光る 7月1日の改正道交法に合わせてLuupが配備へ
電動キックボードシェアのLuupが、改正道路交通法の施行に合わせ、シェアリングサービス「LUUP」において新型の電動キックボードを順次導入すると発表した。
電動キックボードシェアのLuupは6月29日、改正道路交通法の施行に合わせ、シェアリングサービス「LUUP」において新型の電動キックボードを順次導入すると発表した。
7月1日以降、同社が提供する電動キックボードには、自転車が通行できる歩道を走る際に必要な「時速6kmモード」の他、走行速度を外部に伝えるための「最高速度表示灯」、電動キックボード専用のナンバープレートを順次搭載していく。
利用するには専用アプリ内で実施する交通ルールテストで満点合格する必要がある。改正道路交通法に準拠した学習コンテンツもアプリで提供する。法改正により電動キックボードの運転には運転免許が不要となったが、今後は16歳以上であることを確認するため、マイナンバーカードなどの年齢確認書類の提出を求める。
加えて、これまで飲酒運転などの重大な違反が認められたユーザーにはアカウント停止措置をとっていたが、今後は全ての違反にペナルティーを科す。車両の放置など不注意によるものと考えられる違反でも繰り返す場合はアカウント停止とする。
7月1日の法改正で、最高速度が時速20km以下の電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」に区分される。対象車両は速度に応じて明滅する「最高速度表示灯」の装着が義務化される他、16歳以上なら免許なしで運転できるようになる。ヘルメットの着用は努力義務で、車道や普通自動車専用通行帯、自転車道を走行可能に。時速6km以下であれば、最高速度表示灯を点滅させた上で歩道も走れる。
この法改正でヤフーやメルカリなどのフリマアプリ運営事業者は、電動キックボードの出品を一律禁止するなどルール変更を実施している。
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