Twitter閲覧制限でRSSが復権? ところでRSSって何ですか 今更使ってみた(2/2 ページ)
Twitterの“API制限”で、最新情報をSNSから入手しにくくなっている。そこで、SNSの台頭で出番が減ったRSSを、Twitterネイティブ時代の記者が初めて使ってみた。
簡単でびっくり RSSリーダー「Feedly」を使ってみた
では、早速RSSを使ってみよう。今回はFeedly社の定番RSSリーダー「Feedly」(Web版)を使ってみる。
使い方はシンプル。トップページの検索窓に、情報を取得したいWebサイトのサイト名かURLを入力すると、そのサイトがRSS配信をしていれば候補として表示される。その右上にある「FOLLOW」ボタンをクリックすれば登録完了。これで最新情報を自動的に収集できるようになった。
早い、安い(基本は無料)、うまい。RSSが何であるかを知らなくてもSNS上のニュースアカウントをフォローするのと同じように使えてしまう。見た目もシンプルで見やすく、「後で見る」「お気に入り」「レイアウト変更」「SNSでシェア」「登録サイトのフォルダ分け」といった機能も備えている。
筆者も正直「なぜ今まで使っていなかったのか」と感動している。Twitterがあるからだが。RSS配信がないWebサイトでも、有料プランを使えば登録できる。
なお、Webサイトの他にTwitterや掲示板型ニュースサイト「Reddit」、ニュースレターも登録できるのだが、TwitterはAPI仕様の変更により登録できない状態のようだ。
編集長より Feedlyの他にも「Inoreader」など有名なRSSリーダーアプリはいくつかあり、これらはスマホアプリも公開している。RSSの受信ということであれば、SlackやTeamsといったコラボレーションツールの機能やアプリ内アプリでも可能だ。
RSSの配信をやめているWebサイトもあり、Twitterの方が情報が多いというのもまた事実。しかし、1つのプラットフォームに依存し過ぎるとそのプラットフォームが壊れた際に困る、ということを今回実感した人も多いだろう。
RSSが最適解かというと議論はあると思うが、積極的に情報を取得したい人は持っていていい選択肢の一つだ。
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