ニュース
続く猛暑、電気代を安く抑えたい…… エアコンと冷蔵庫の節電術、パナソニックが公開(2/2 ページ)
パナソニックは、夏に向けて特に使用頻度が増えるエアコンと冷蔵庫の節電術を紹介した。同社は「節電術のもと、エアコンを上手に使うと年間1万円以上の節約ができる」と説明している。
冷蔵庫は10年が買い替え時? 最新のものほど省電力
ここからは冷蔵庫の節電術を紹介する。環境省の調査で、11年に販売された冷蔵庫と21年の冷蔵庫の年間消費電力を推定したところ、21年の冷蔵庫の方が約39〜46%の消費電力を削減できることが分かったという。そのため、5〜10年以上同じ冷蔵庫を使っている場合、買い換えることで消費電力を節電できる場合がある。
食材を“詰め込み過ぎる”と消費電力が増加
冷蔵庫に食材を詰め込みすぎると、冷気の流れが悪くなり、消費電力が増加する。経済産業省が冷蔵庫に食品に詰め込んだ場合と半分の場合の消費電力を比較したところ、半分にした方が年間1360円の節電につながったと発表している。一方、冷凍室ならば食材を詰め込んだ方が省エネにつながる。
冷蔵庫の上にモノを置くのもNG
冷蔵庫の上にモノを置くのも消費電力を増加する原因になる。冷蔵庫の上部は放熱スペースとなっている場合があり、モノを置くとその妨げとなる。冷蔵庫を冷やすために余計なエネルギーを使ってしまい、より多くの電力を消費する。
熱いものは冷まして入れる、ドアの開閉は最小限に
熱い食品を冷蔵庫に入れると、庫内温度が上昇し、余分な冷却運転が必要になる。そのため熱いものは冷ましてから入れると節電につながる。また、ドアを開けるだけでも庫内温度は上がるため、ドアの開閉に最小限にし、開けている時間もできるだけ少なくすると、消費電力を抑えられる。
関連記事
- 熱帯夜で快眠するには? パナソニックがエアコン活用法を指南 「温度26度〜28度、朝までつけっぱなし」など推奨
パナソニックの調査によると、睡眠を妨げる要因の1位は「暑さ」(70%)で2021年の調査から26%増加していた。これらの結果を受け、「睡眠のプロが教える熱帯夜の快眠マニュアル」を公開した。 - 「エアコン我慢しないで」 5月の熱中症搬送者は一昨年の2.2倍、3割は住居で
消防庁によると5月に熱中症で救急搬送された人は全国で3647人(速報値)と前年を1000人近く上回った。発生場所では「住居」が3割近くを占めた。 - 全問正解わずか7.3%、エアコン冷房の「節電」理解度クイズに挑戦
今回のトピックは三菱電機が実施した「エアコン冷房の節電理解度調査」です。男女600人に解いてもらったところ、全問正解者はわずか7.3%。あなたは? - “首に装着するエアコン”、6万円で発売
富士通ゼネラルは12日、首に装着して頸動脈を流れる血液を冷やすウェアラブルデバイス「コモドギア アイスリー」を発表した。今回から売り切りも始める。 - こんなに普及するとは 「空調服」誕生から約20年、香取慎吾デザインモデルも出た
7月に入り、都内の気温は30度を超える日が増え、空調服が活躍する季節になった。空調服は、長袖の服の背面に2つのファンを搭載し、服の中に風を送り込むことで体を冷やしてくれるもので、2004年に発売された。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.