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児童の“顔写真入り”検温カメラをフリマ出品 大阪市の学童クラブで発覚
大阪市の放課後児童クラブ(学童クラブ)が、児童の顔写真入りの検温用のカメラをフリーマーケットサイトで転売していたことが明らかになった。氏名や住所などは記録されておらず、顔写真も悪用されていないとしている。
大阪市の放課後児童クラブ(学童クラブ)が、児童の顔写真入りの検温用のカメラをフリーマーケットサイトで販売していたことが明らかになった。NHKの報道によると、カメラに残っていた顔写真は約3000枚という。氏名や住所などは記録されておらず、顔写真も悪用されていないとしている。
このカメラは、新型コロナウイルス感染症対策として市の助成金で購入していたもの。問題の学童クラブは、新しいカメラへ交換した後、4月にフリーマーケットサイトへ出品していたという。カメラはすでに買い戻しており、助成金も市に返還している。
横山英幸市長は「市に無断でカメラを処分していたことが1番の問題。まだ使える状態で販売したならば、それは基準上良くない。そういう使い方をするのであれば、助成金は渡せないので返還してもらう」と説明。再発防止のため、市内の学童クラブに検温カメラの取り扱いについて注意喚起を行うという。
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