MFクラウド、個人事業主プランを値上げ 12月1日から
マネーフォワードは7月14日、クラウド型会計サービス「マネーフォワードクラウド」の料金プランを改定すると発表した。個人事業主向けプランを12月1日から値上げするほか、電子帳簿保存法に対応したストレージサービス「クラウドBox」を24年6月1日から有償化する。
マネーフォワードは7月14日、クラウド型会計サービス「マネーフォワードクラウド(MFクラウド)」の料金プランを改定すると発表した。個人事業主向けプランを12月1日から値上げするほか、電子帳簿保存法に対応したストレージサービス「クラウドBox」を24年6月1日から有償化する。
個人事業主向けプランの値上げは20年以来3年ぶり。インボイス制度などの法令改正への対応や、物価上昇に伴う開発費増加を、値上げの理由として挙げている。
個人事業主向けプランでは、月額980円だった「パーソナルミニ」プランを月額1280円(Web税抜き)/1500円(iOS・Android税込み)に値上げするほか、「パーソナル」プランも1280円から1680円に値上げする。最上位の「パーソナルプラス」については変更はない。
クラウドBox有償化
クラウドBoxは従来単体で無償利用が可能だったが、何らかのMFクラウドの有償サービスへの加入が必要となる。未加入者は有償化後、クラウドBoxへのファイルアップロードができなくなる。さらにプランに応じて、アップロード数に上限を設ける。
また、24年6月1日以降、「マネーフォワード クラウド会計・確定申告」の自動仕訳機能「AI-OCRから入力(β)」も有償化する。有料プラン未契約の場合は利用できなくなるほか、プランによって月間5件までの制限や、6件以降は従量課金化などを行う。
そのほか、24年6月1日以降、「マネーフォワード クラウド請求書」の請求書の「郵送」機能についても値上げする。
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