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ダイキン、関東に初の空調機工場 「国内回帰ではなく国内強化」
空調機大手のダイキンは2日、空調機の新たな生産拠点を設けるため、茨城県つくばみらい市の土地を取得すると発表した。「生産の国内回帰ではなく、純粋な国内生産の強化」と位置づけている。
空調機大手のダイキンは8月2日、空調機の新たな生産拠点を設けるため、茨城県つくばみらい市の土地を取得すると発表した。「生産の国内回帰ではなく、純粋な国内生産の強化」と位置づけている。
つくばみらい市の「圏央道インターパーク つくばみらい」に約9万8000m2の土地を取得した。新拠点では最初のステップとして2027年から2028年にかけてルームエアコンの生産を開始する予定。費用は土地建屋合わせて200億円としている。将来的には事業環境の変化を見極めながら生産品目の拡充も検討する。
同社は世界90カ所で空調機や部品を生産しているが、これまで国内の生産拠点は創業の地である大阪府の堺市や摂津市、滋賀県の草津市など関西圏に集中していた。関東に同社の生産拠点を設けるのは初で、自然災害など操業に影響する事象が発生した際に商品供給が途絶えるリスクを低減できるという。
ダイキンはつくばみらい市を選んだ理由について「今後も大きな製品ニーズが見込まれる首都圏にあり、需要変動に応じたタイムリーな製品供給が可能。今後ますます深刻化する輸送費の高騰やドライバー不足といった長距離輸送の課題に対しても効率的な対応が期待できる」としている。
【訂正:2023年8月3日13時30分更新 ※当初200億円で土地を取得と記述していましたが、土地建屋の金額でした。該当カ所を修正しました】
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