楽天モバイルユーザーなら、PCで通話・SMS送受信できるように 「Rakuten Link」にデスクトップ版
楽天モバイルの通話・SMS送受信アプリ「Rakuten Link」に、デスクトップアプリのβ版が登場した。モバイルプラン「Rakuten最強プラン」ユーザーであれば、音声通話やSMSの送受信がPCから利用できる。
楽天モバイルは8月2日、同社の通話・SMS送受信アプリ「Rakuten Link」において、デスクトップアプリのβ版を提供開始した。モバイルプラン「Rakuten最強プラン」ユーザーであれば、音声通話やSMSの送受信がPCから利用できる。
PC版Rakuten Linkでは、国内/国際通話、SMS送受信に加え、同アプリ同士であれば、国内ビデオ通話、個人チャット・グループチャットが利用可能。PCで作業しながら通話やメッセージのやり取りができ、チャット内容などはスマートフォン版Rakuten Linkにも同期されるため、PCとスマートフォンでシームレスにコミュニケーションできるという。
対応OSは、Windows 10以上、macOS 10.15以上。楽天モバイルの公式サイトからPC版をダウンロードし、アプリを立ち上げた際に表示されるQRコードを、Rakuten Linkがインストールされているスマートフォンで読み取ると利用可能だ。
なお、Rakuten Linkを使っていないユーザーへの国内・国際通話、SMS送受信については、同アプリがインストールされているスマートフォンとPCが同一のWi-Fiに接続している場必要がある。また、ナビダイヤルや188など、一部特番への発信は有料となる他、国際通話は楽天モバイル同士であれば無料だが、他社ユーザーと通話する場合は有料という。
これに加え、海外ローミングエリアによってはRakuten Linkを認証できない場合があるため、渡航前に国内で認証する必要がある。発信は、海外ローミングエリアにて対応し、その他の地域についてはWi-Fi接続中であれば利用可能としている。
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