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Google検索、“自分の住所がさらされると通知”や露骨画像の自動ぼかしなどの新機能
Googleは、検索結果をユーザーが管理するための複数の新機能を発表した。例えば自分の住所が表示されていると通知が届き、ここから削除をリクエストできるようになる。
米Googleは8月3日(現地時間)、検索結果に表示される個人情報や露骨なコンテンツをユーザーが簡単に管理できるようにする複数の新機能を発表した。
「Results about you」(あなたに関する検索結果)ツール
Googleは昨年4月、検索結果からの個人情報削除リクエストの範囲を拡大し、個人の連絡先情報や身分証明書の画像を追加した。
新たに追加する「Results about you」(あなたに関する検索結果)ツールは、Google上に自分の連絡先情報が表示されていると警告する。この警告画面から簡単に連絡先情報の削除をリクエストできる。
この機能は、まずは米国の英語版で提供を開始し、他の地域と言語にも拡大していく。利用できるようになると、Googleアプリの右上の自分のアバターアイコンをタップして表示される画面に「Results about you」が表示されるようになる。
露骨な画像はデフォルトでぼかすように(設定変更可能)
これは2月に予告した機能。Google検索の結果に暴力的な画像やポルノ画像が表示される際、デフォルト(初期設定)でぼかすようになった。
この設定はGoogleの[設定]→[セーフサーチ]でオフにすることも可能だ。
露骨なコンテンツの削除範囲の拡大
Googleは以前から、同意のない個人の露骨な画像のGoogle検索結果からの削除をリクエストできるようにしてきた。今回ポリシーを更新し、過去に自分で公開した画像についても削除をリクエストできるようになった(自分で公開した画像は自分で削除できるが、それが他の場所で表示されている場合があるため)。
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