ニュース
ソフトバンク、生成AI開発の完全子会社「SB Intuitions」稼働へ
ソフトバンクは、AIの研究開発などをする新子会社「SB Intuitions株式会社」(東京都港区)の活動を始めると発表した。
ソフトバンクは8月4日、AIの研究開発などを担う新子会社「SB Intuitions(エスビーインテュイッションズ)」(東京都港区)の活動を始めると発表した。日本語に特化した国産大規模言語モデル(LLM)の研究開発や生成AIサービスの開発、販売、提供などの事業を手掛ける。
2023年度内には、生成AIの開発ができる計算基盤を作り、大学や研究機関、企業などにサービス提供する。また、この計算基盤をベースに、LLMの学習に必要なデータセットやツール、追加強化学習モデルなどの開発も行う。
SB Intuitionsの代表取締役は、ソフトバンクの執行役員・テクノロジーユニット統括データ基盤戦略本部の本部長を務める丹波廣寅氏が就く。資本金は1億5000万円、ソフトバンクが株式の100%を保有する。
関連記事
- ソフトバンクが日本MSと提携 マイクロソフトの“自社版ChatGPT作成サービス”など、導入支援を加速
ソフトバンクが日本マイクロソフトと提携。クラウドサービス「Microsoft Azure」に加え、大規模言語モデル「GPT-3.5」などのAPIをAzure上で使える「Azure OpenAI Service」といったサービスの導入支援を加速する。 - ChatGPT(3.5)に匹敵する「Llama 2」をローカルPCで動かしてみた
生成AIのトップランナーといえば、米OpenAIが提供するGPT-4などを使ったChatGPTですが、その対抗馬として期待されているのが米Metaが提供する大規模言語モデル「Llama 2」です。Llama 2ならば自宅のローカルPCでも動作させられるかもしれません。ということで、Text Generation web UIを使って、Llama 2を試してみました。 - ChatGPTにプロンプト提案機能 有料版デフォルトはGPT-4に 次のアップデートで
ChatGPTにプロンプトの提案機能を実装へ。Plusのデフォルト言語モデルはGPT-3.5からGPT-4に変更。 - あなたも森川智之ボイスに? 新しいAIボイスチェンジャー登場、“AIひろゆき”開発元が無料提供
CoeFont(東京都港区)が、PC向けの新しいボイスチェンジャーアプリをリリースした。発話者の声を、リアルタイムで同社のAI合成音声に変換できるもので、まずは3種類の声を無料で提供する。今後は声優・森川智之さんの声を基にした音声も提供する予定。 - マイクロソフトの“ChatGPT基盤”、政府認定サービス入りか 早ければ8月末
日本マイクロソフトは、「Azure OpenAI Service」を、政府のクラウドサービス認定制度「ISMAP」に登録する方針だ。早ければ8月末にもISMAPのリストに入る見込みという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.