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OpenAI、“汎用人工知能”の開発に4日の遅れ 理由はあのゲーム
ChatGPTの開発元・米OpenAIのサム・アルトマンCEOも「ティアキン」の魅力にとりつかれたようだ。
全世界で1850万本以上を売り上げるNintendo Switch向けソフト「ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム」(ティアキン)。SNSでも話題になったが、同じく世間を席巻するChatGPTの開発元・米OpenAIのサム・アルトマンCEOもその魅力にとりつかれたようだ。
アルトマンCEOは8月3日(現地時間)、自身のX(Twitter)アカウントで「パートナーがこんなことをするなんて信じられない。もう仕事がすっかり遅れてしまった!」というコメントと共に、ティアキンの画像を投稿。さらに「AGI(Artificial General Intelligence、汎用人工知能)は4日遅れた」と、ゲームへの“ハマり具合”も明かした。
AGIは、さまざまなシーンで活躍できる汎用的なAIを指す概念だ。それが4日遅れた──という冗談は、ChatGPTなどの開発により、AGIの誕生に王手をかける人物として注目を浴びるアルトマンCEOならではだろう。
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