国立科学博物館のクラファン、5億円を突破 10日には副館長らによるライブ配信も
国立科学博物館が8月7日からスタートしたクラウドファンディングが、9日午後7時ごろに支援額5億円を突破した。当初の目標金額は「当館史上最高額」とする1億円に設定されていたものの、開始から9時間半という異例のスピードで目標をクリアするなど、高い注目を集めている。
国立科学博物館が8月7日からスタートしたクラウドファンディングが、9日午後7時ごろに支援額5億円を突破した。当初の目標金額は「当館史上最高額」とする1億円に設定されていたものの、開始から9時間半という異例のスピードで目標をクリアするなど、高い注目を集めている。プロジェクトは11日5日まで継続予定だ。
同プロジェクトは、国立科学博物館のミッションである「標本・資料の収集・保管」が、コロナ禍や光熱費、原材料費の高騰により、資金的に大きな危機に晒されているとしてスタートしたもの。「これからも安定的に標本・資料を収集し、多様なコレクションを適切に保管しつづける体制を維持するため、そして、将来の『調査研究』、『展示・学習支援』活動に影響が出ることを防ぐため、いま、ご支援が必要です」とクラウドファンディングのページに綴っていた。
なお、一部完売となったリターンがあるものの、同館では個数追加が可能なものについては来週以降反映できるよう調整するという。「当館としても想定をはるかに上回るご支援に対し感謝しつつ、さまざまな検討にお時間をいただいております」と説明する。
また、8月10日午後7時から、副館長、研究者らが登場し、支援への御礼と国立科学博物館のコレクションについて語るライブ配信をYouTubeにて実施する。後日アーカイブとして視聴することもできるという。
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