“住所の表記揺れ”の正規化サービス登場 Excelファイルをアップするだけ
位置情報に関連するクラウド事業を手掛けるGeoloniaは、住所の表記揺れを正規化できるサービス「クイック住所変換」の提供を始めた。表記ゆれしているExcelデータをアップロードすると、住所を正規化し、緯度経度の情報を付与できる。
位置情報に関連するクラウド事業を手掛けるGeolonia(東京都渋谷区)は8月16日、住所の表記揺れを正規化できるサービス「クイック住所変換」の提供を始めた。表記ゆれしているExcelデータをアップロードすると、住所を正規化し、緯度経度の情報を付与できる。利用料は1000件まで5000円だが、正規化だけなら半額になる。
クイック住所変換では、番地・号レベルまで住所の正規化が可能。テストデータで検証したところ、約98%の精度で正規化ができたという。デジタル庁のアドレスベースレジストリや法務省の登記所備付地図データ、国土交通省の位置参照情報などを参照し、正規化変換を行っているとしている。
住所の表記揺れとは、誤字ではないが、同じ意味、同じ読み方で使っている文字が違う状態のこと。例えば「東京都千代田区永田町1丁目7-1」の場合、同じ意味でも「東京都千代田区永田町1-7-1」「東京都千代田区永田町一丁目7番1号」など複数の表記が存在しており、デジタルデータとして扱う際に別データの扱いされるなどの問題がある。
「物流や不動産、マーケティング、アナリティクスの分野では、多くの住所データが扱われるが、表記揺れや緯度経度の座標への変換コストの高さが問題になっている。正規化やジオコーディングのプロセスを組み込むことで、会員名簿や顧客リスト、配送先リストなどのデータの精度を向上できる」(Geolonia)
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