「日本の住所のヤバさ」知れ渡る 正規化・名寄せ問題、Twitterトレンドに
「日本の住所のヤバさ」が6月7日朝にTwitterトレンドになっている。住所表記の正規化・名寄せがいかに難しいかを解説した、inuroさんのnote記事がバズっているためだ。
「日本の住所のヤバさ」が6月7日朝にTwitterトレンドになっている。住所表記の正規化・名寄せがいかに難しいかを解説した、inuroさんのnote記事「とにかく日本の住所のヤバさをもっと知るべきだと思います」がバズっているためだ。
6月4日のテレビ番組で、マイナンバーカードに記載される住所をめぐり、河野太郎デジタル大臣が「将来的にはAIの技術を使って住所の表記揺れを判断することがあり得るかもしれない」と発言し、住所の正規化についてネットで議論になっていたことがきっかけだ。
記事は、「日本の住所システムがカオスで、その計算機的な処理がいかに困難か」を解説する内容だ。
まず、日本にはそもそも、新旧の2つの住所システム(A町1丁目3番2号/A町1234番地)が併存しており、例えば、「浦安市舞浜2」の住所が「舞浜2丁目」「舞浜2番地」の2系統あるケースを紹介。
さらに、まったく同じ住所表記が異なる複数の建物に付与されているケースや、表記を勘違いして入力するユーザーがいること(「八街市」(やちまたし)を「8街市」にする)――など、住所正規化・名寄せに立ちはだかる多くのハードルを解説している。
読者からは「確かに大変だ」「想像以上のヤバさ」「無理ゲー」などの感想が届いている。
また、位置情報サービスを提供するGeoloniaの宮内隆行CEOが2020年にQiitaに書いた記事「日本の住所の正規化に本気で取り組んでみたら大変すぎて鼻血が出た。」をirunoさんは紹介し、「ぜひそちらもご覧になってください」と案内している。
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