GPT-3.5 Turboがカスタマイズ可能に ファインチューニング機能提供 GPT-4も秋対応

米OpenAIが「GPT-3.5 Turbo」のファインチューニング機能を公開した。利用する企業などが独自のデータを使ってモデルをカスタマイズできる。

[ITmedia]

　米OpenAIは8月22日（現地時間）、大規模言語モデル「GPT-3.5 Turbo」のファインチューニング機能を公開した。利用する企業などが独自のデータを使ってモデルをカスタマイズできるようになった。

「GPT-3.5 TurboのファインチューニングとAPIアップデート」

　ファインチューニングとは、事前学習したモデルを再度トレーニングしてパラメーターを微調整すること。GPT-3.5 Turboを調整することで、モデルの操作性向上や論調の統一ができるとしている。

ファインチューニングの手順

　これまでのテストでは、GPT-3.5 Turboを調整することで、特定のタスクにおいてGPT-4以上の能力を示すことも分かったという。

　トレーニングには1000語（1000トークン）当たり0.008ドル（約1.17円）が必要。例えば、10万語サイズの学習データを3回分学習させた場合のコストは2.40ドル（約349円）になる。

　OpenAIはGPT-4のファインチューニング機能も今秋に公開する予定としている。