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デジカメで「白黒写真」──なんでもないスナップを無駄に意味ありげな写真に仕上げるテクニック荻窪圭のデジカメレビュープラス(3/5 ページ)

モノクロ写真……というよりかは白黒写真に興味を持った人にお贈りする「白黒は面白いよ入門」である。カラーで撮影した後のいじり方を中心に解説しよう。

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 カラーから白黒に変換するとき、色のバランスを変えることで仕上がりを大きく変えられるのである。

 分かりやすく実演。

 これはニコン「Z 8」で撮った風景写真。手前に広い敷地を持つ旧家、奥に昭和の団地の給水塔というイメージだ。


左が元のカラー写真、右は白黒に変換したもの

 Adobe Lightroomには白黒に変換すると「B&W」という調整項目が現れる。カラーを白黒にするとき、色のバランスを自由に帰られる機能だ。

 例えばここで、ブルーをぐっと弱くする。変換するとき青をほんのちょっとしかもってこない……つまりカラー写真の青い部分が暗くなるのである。


調整の「B&W」で白黒化するときカラーバランスをいじってみた。ブルーをぐぐっと落としてある

左が白黒化しただけの写真。右はブルーを少し落としたところ

 青成分をちょっと弱めたことで青空が暗くなり、ちょっと雰囲気が出てきた。どんな雰囲気だよ、といわれても困るけど。

 逆に青を強くすると、青だったところの輝度が上がって空が白くなる。


青を強めにすると、青空部分の輝度が上がり、空がより白く明るくなった

 このケースでは空をちょっと暗くした方がいいかな。

 もう1ついきたい。

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