ニュース
SNS「ピクブラ」ユーザー情報80万件流出、復号キーも 「全サーバとプログラム廃棄して再構築」へ
BL特化したSNS「ピクブラ」の情報流出問題。運営元は「全てのサーバー環境・プログラムを破棄し、再構築作業を行っている」と発表した。
BL(ボーイズラブ)に特化したSNS「pictBLand」(ピクトブランド/ピクブラ)と、オンラインで同人誌即売会を行える「pictSQUARE」(ピクトスクエア/ピクスク)が不正アクセスを受け、ユーザーのアカウント情報などが流出した問題で、運営元GMW(名古屋市)は8月26日、「全てのサーバー環境・プログラムを破棄し、再構築作業を行っている」と発表した。
21日付の発表によると、ピクブラ、ピクスク合計で約80万件のアカウント情報が流出。メールアドレスは約61万件、電話番号は約67万件、配送先住所は約22万件、銀行口座情報は883件、X(Twitter)のID(数字式)は24万件漏えいしたという。
各情報はデータベース上で暗号化されていたが、復号キーも同時に漏えいしたため「既に復号されていると考えられる」と同社はみている。他サービスと同じID、パスワードを使っていたユーザーに変更を呼び掛けている。
関連記事
- 腐女子特化SNS「ピクブラ」に不正アクセス メアド・パスワード流出か
BLに特化したSNS「pictBLand」(ピクブラ)が不正アクセスを受け、ユーザーのメールアドレスやパスワードが流出した可能性。被害範囲は明らかにしていないが、サービスの累計ユーザーは130万という。 - 「早急なパスワード変更を」 ピクブラ情報漏えいで、ニコニコやピクシブなどが注意喚起
GMW(名古屋市)が運営する、ボーイズラブ(BL)に特化したSNS「pictBLand」(ピクトブランド/ピクブラ)にて、IDやパスワードを含む個人情報の漏えいが発覚した件に関し、ニコニコやピクシブといったクリエイターとの親和性が高いサービス各社が、ID・パスワードを使いまわしているユーザーに対し、早急な変更を呼びかけている。 - 「日本のメーカーは狙われやすい」 ダークウェブ情報流出、主要30社で確認
「日本の製造業は、世界から狙われやすい業種」。国内の主要メーカー30社のダークウェブへのアカウント情報漏えい状況をセキュリティ企業が発表した。 - 近大、メアド3549件流出、「不適切なデータ交換が行われるサイト」で公開される
近畿大奈良キャンパスドメイン「nara.kindai.ac.jp」ユーザーのアカウント情報の一部が不正に取得され、「不適切なデータ交換が行われているWebサイト」に公開。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.