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KDDIとAWSが連携 自治体ターゲットの生成AIスタートアップを支援
KDDIグループが、自治体へのサービス提供を狙う生成AIスタートアップの支援に向け、AWSジャパンと連携する。10月上旬をめどに、生成AIの開発から活用支援までをまとめたサービスを提供するという。
KDDIグループは9月1日、自治体へのサービス提供を狙う生成AIスタートアップの支援に向け、AWSジャパンと連携すると発表した。10月上旬をめどに、生成AIの開発から活用支援までをまとめたサービスを提供するという。
AWSジャパンは生成AIの基盤となるクラウドを提供。KDDIグループ側は、システム開発を手掛けるKDDIアジャイル開発センター(東京都港区)と、同じくKDDI傘下のアイレット(同)がクラウド基盤の設計や運用保守などを、データ活用のコンサルティングなどを手掛けるフライウィール(同千代田区)がデータ活用基盤の提供を、KDDI本体が自治体とスタートアップのマッチングを手掛ける。
KDDIはサービス提供の背景について「企業や自治体がスピード感を持って生成AIを活用するに当たっては、新たなビジネスアイデアや最先端の専門知識を有するスタートアップとの連携が有望視されている。一方、スタートアップが企業や自治体の課題に最適化された生成AIを競争力のある形で開発するには、カスタマイズに必要なデータや効率的な開発環境に加え、企業や自治体との連携機会を増やす必要がある」としている。
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