ニュース
日産「リーフ」の中古バッテリーを再生して作ったポータブル電源、約17万円で発売
JVCケンウッドは31日、日産自動車のEV「リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源を発表した。全国の日産販売店とJVCケンウッドの直販サイトで販売する。
JVCケンウッドは8月31日、日産自動車のEV「リーフ」の再生バッテリーを利用したポータブル電源を発表した。全国の日産販売店とJVCケンウッドの直販サイトで販売する。価格は17万500円。
「使用後でも高い残存性能と安全性を持つ」というリーフの車載バッテリーを活用し、中古バッテリーをリサイクルした。−20℃から60℃の環境で使用でき、自己放電が少なく長期保管が可能なため、災害時の非常用電源としても活用できる。日産自動車によると満充電のまま1年間保管しても電力は84%残っているという。
容量は633Wh。出力として2つのACコンセントの他、USB Type-CとUSB Type-Aポートを各2つ、シガーソケット出力を備えた。USB Type-Cのうち1つは60W出力に対応する。充放電は約2000回。
外形寸法は370(幅)×205(高さ)×282(奥行き)mm。重量は14.4kg。
日産自動車、フォーアールエナジー(神奈川県横浜市)と共同開発した。日産が企画し、フォーアールエナジーがバッテリー二次利用の技術と再生バッテリーを供給。JVCケンウッドが生産を担当する。
日産リーフは、日産自動車が2010年から販売している5ドアハッチバック型の電気自動車。17年にフルモデルチェンジを行い、全世界で累計65万台以上を販売している。
関連記事
- 100年前の今日起きたこと──AIと人力でカラー化した関東大震災の写真、科博で展示
1923年の関東大震災からちょうど100年となる9月1日、国立科学博物館で企画展「震災からのあゆみ─未来へつなげる科学技術─」が始まった。 - 新聞紙一部でご飯が炊ける「魔法のかまどごはん」、タイガーが発表 防災グッズにも
タイガー魔法瓶は31日、新聞紙が一部あれば、電気がなくてもご飯が炊ける「魔法のかまどごはん」(KMD-A100)を発表した。価格は1万9800円。 - 声優の“声”に最適化した「推し声オーディオ」、ビクターが発売 著名音響監督が監修
JVCケンウッドは29日、アニメ声優の演技のニュアンスまで伝えることを目指したオールインワンオーディオ「EX-DUB1」を発表した。「推し声オーディオ」として販売する。 - 3000回も充電できるポータブル電源、EcoFlow「DELTA 2」の使い勝手は? キャンプ場で試す
EcoFlow Technology Japanが発売した3000サイクルの充電が可能なポータブル電源「DELTA 2」。借りる機会があったのでキャンプ場で試用した。 - ポータブル電源で動かせる石油ファンヒーター、コロナが発売 停電やアウトドア想定
コロナは18日、定格出力200W以上のポータブル電源で動かせるように設計した石油ファンヒーターを発表した。価格は2万4800円。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.