速報
Apple、ヘッドセットOSにアプリストア追加 ほとんどのiOS/iPad向けアプリがそのまま利用可能に
Appleは「Apple Vision Pro」のOS「visionOS」の開発者向けβ版に、アプリストア「App Store」を組み込む。これにより、既存のほとんどのiOS/iPad向けアプリはヘッドセットでも利用できるようになる見込みだ。
米Appleは9月5日(現地時間)、同社初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」のOS「visionOS」の開発者向けβ版に、アプリストア「App Store」を組み込むと発表した。
開発者向けβ版は既にリリース済みだが、現行のβ版にはApp Storeが組み込まれていないため、開発者はアプリのテストができない状態だ。
App Storeが組み込まれると、iOSおよびiPadOSアプリがvisionOSのApp Storeに自動的に公開されるようになる。iOSとiPadOSのフレームワークのほとんどはvisionOSにも含まれているため、「ほぼすべてのアプリは変更せずにvisionOSで実行できる」という。
なお、アプリがApple Vision Proでは使えない機能を必要とする場合、App Store Connectはアプリに互換性がないことを示し、そのアプリはvisionOSでは利用可能にならないとしている。
visionOS βへのApp Store追加時期は「今秋」となっている。
関連記事
- Apple、「Apple Vision Pro developer kit」提供開始 東京のデベロッパラボは8月
Appleは2024年初頭発売予定のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」を開発者に提供するプログラムを開始した。東京を含む世界の都市でのデベロッパラボも間もなく申し込み受付を開始する。 - Apple、「Vision Pro」アプリ開発向け「visionOS SDK」リリース 東京にラボ開設へ
Appleは空間コンピュータ用ヘッドセット「Vision Pro」向けアプリ開発のための「visionOS SDK」をリリースした。7月には東京を含む幾つかの都市に開発者ラボを開設する。開発向けVision Pro申請も開始する。 - Unityで「Apple Vision Pro」向けアプリやゲームを作れる βプログラムの受付開始
米Unityが、MRヘッドセット「Apple Vision Pro」で動作するOS「visionOS」向けに、オーサリングツールのβプログラムの受付を開始している。 - アップル、初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」正式発表 3499ドル、発売は24年頭に
米Appleは6月5日(現地時間)、年次開発会議「WWDC23」において、同社初のMRヘッドセット「Apple Vision Pro」を発表した。実空間とコンピュータのディスプレイを融合するMR技術に対応し、新たに「空間コンピューティング」を標榜する。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.