全部同じじゃないですか!? iPhone 15発表で「USB Type-Cの違い」が話題に(4/4 ページ)
米AppleのiPhone 15シリーズがUSB Type-C端子を搭載して話題になっている。今回はUSB Type-C端子を持つさまざまなケーブルを紹介する。
Thunderbolt 4
これはThunderbolt 4ケーブル。端子としてはUSB Type-Cの物を使っており、最大データ転送速度は40Gbps。最大100Wの充電にも対応。加えて映像伝送(DisplayPort)にも対応している。
ThunderboltがUSB Type-C端子を採用したのはThunderbolt 3から。Thunderbolt 2までは違う端子を使っていた。現在はUSB3.1(Gen2)以降のプロトコルにも対応しているため、USBケーブルとしても使える。
Thunderbolt 5
これはまだ製品化されていないが、Thunderbolt 5ケーブルのイメージ図だ。Thunderbolt 5は9月12日(現地時間)に米Intelが発表したばかりの規格。最大データ転送速度は「帯域幅ブーストモード」利用で120Gbps。充電もできれば複数の8Kディスプレイへの映像伝送もできる。PCIe Gen 4にも対応している。
その他
これらの他にもまだまだある。USB端子を使って映像・音声信号をやりとりする「Mobile High-Definition Link(MHL)」規格に対応したもの。USB端子から出る映像信号をHDMI端子搭載機器に送るための変換ケーブル。USB端子とイヤフォンジャックの変換ケーブル、VR機器用に開発されていた「VirtualLink」(製品も存在するが詳細不明)……。
端子が同じなので、把握していなければすべて同じに見えるUSB Type-C(端子を搭載している)ケーブルたち。取り違えるとせっかくの転送速度が無駄になったり、充電用ケーブルを買いに行って急速充電ができないケーブルを買ったりするかもしれない。これを機にパッケージの文字をよく読んでみるのもおすすめだ。
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