速報
Amazon、出品者(セラー)向け生成AIツール “魅力的な”商品説明などを自動生成
Amazonは、出品者向けの生成AIツールを発表した。簡単な商品の説明を入力すると、商品説明、タイトル、商品詳細を生成する。生成されたコンテンツは公開前に編集することも可能だ。
米Amazonは9月13日(現地時間)、出品者(セラー、Amazon上で商品を販売するサードパーティー業者)向けの生成AIツールを発表した。商品の説明をプロンプトに入力すると、生成AIが“魅力的で効果的な”商品説明、タイトル、商品詳細を作成する。
出品者は、Amazon内で商品を販売するための管理画面「セラーセントラル」の「Generate Listing Content(リスティングのコンテンツを生成する)」画面に商品を説明する文章を入力するだけという。
「画像からシャツのえりのスタイルを推測できる」としているので、画像も参照しているようだ。また、コンテンツを複数言語で生成できるようだ。
生成されたコンテンツは、そのままでも、出品者が編集してからでも公開できる。
この生成AIは大規模言語モデル(LLM)を採用しているとAmazonは説明しているが、どのようなデータでトレーニングしているかは明示していない。
米eBayも7日、同様の生成AIツールを発表している。
関連記事
- Amazon、「生成AI使ったら申告」をKindle出版ガイドラインで義務付け
Amazonは、Kindle用電子書籍出版サービス「Kindleダイレクト・パブリッシング」のガイドラインを更新し、生成AIでコンテンツを作成したら申告することを義務付けた。申告せずに生成AIコンテンツであることが判明した場合、削除される可能性がある。 - Amazon.com、生成AIによる製品レビューハイライトの表示を開始
Amazon.comは、製品レビュー欄に生成AIによるレビューハイライトを表示すると発表した。既に米国の一部のユーザーのモバイルアプリで表示されるようになっている。 - AWSが生成AIに本格参入 テキスト生成、文章要約、画像生成など API経由で利用できる「Amazon Bedrock」発表
AWSが生成AIに本格参入。API経由で生成AIを利用できる「Amazon Bedrock」を発表した。現在は利用申し込み受付中。今後数カ月を経て広範囲に展開していくという。
関連リンク
Copyright © ITmedia, Inc. All Rights Reserved.