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「α7C II」「α7CR」一緒に試す──画質と操作系の大幅アップデート、α7Cユーザーは買い換えて良し!荻窪圭のデジカメレビュープラス(2/7 ページ)

「α7C」はコンパクトでエントリー向けにいいけど中身がそろそろ古くなってきたなあ、後継機が欲しいなあ、と思ってた矢先に登場したのが「α7C II」である。高画素版の「α7 CR」も同時に投入された。

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上面から。ボタンやダイヤルの配置は受け継いでいるが、その中身は、イマドキのα7と同じになった

 初代ともっとも異なるのがこのあたりの操作系。昨今のソニーのカメラにならい、露出補正ダイヤルはカスタマイズ可能な電子ダイヤルとなり、撮影モードダイヤルから動画系モードが外され、代わりにS&Q・動画・静止画の切換レバーが付いた。


左上が初代α7C、右下がα7C II。配置は同じだが中身が異なっているのが分かる。またC1ボタンが新設された

 さらに進化点を見ると、グリップ部。ここに前電子ダイヤルがついた。α7Cは細かい操作するには電子ダイヤルが1つ足りないなと思っていたのでこれはよい。


前ダイヤルが新設されて操作性が上がった

 続いて背面。


背面はC1ボタンが付いたくらいで基本的には初代機と同じだ。

 ここでの注目はモニター上のアイコン。

 タッチパネルをより活用できるデザインになったのだ。このタッチパネルを生かしたアイコン表示のUIは(記憶が正しければ)VLOGCAM「ZV-1F」で初採用されたデザインだ。VLOGCAMで始まったタッチパネルを活用した分かりやすい操作がα7C IIにも受け継がれたのである。

 このアイコン表示はデフォルトではオフだが、オンにすると、撮影や再生、被写体検出対象変更、トラッキングAF、さらに露出補正など撮影中に触りたい項目が集まっててありがたいのだ。

 なお、ファインダーは約236万ドットと標準的なクオリティだが、α7Cが約0.59倍だったのに対し、0.7倍と少し大きくなったことで不評だったα7Cのファインダーよりはいくらか見やすくなった。

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