レビュー
新型テスラ「Model 3」で“消えたモノ”と“増えたモノ” 実車を見た前モデルオーナーの素直な感想(3/6 ページ)
Tesla Model 3の新型が登場した。21年型のModel 3に乗る筆者としては、どこがどのように進化したのか大いに気になる。去る9月8日、メディア向けにお披露目された新型の魅力を写真を中心に振り返ってみる。
シフトレバーまでスクリーンに操作にする徹底ぶり
内装でまず驚いたのは、ハンドル左のウインカーレバーと右のシフトレバーがなくなっている点。ウインカーは、左側ハンドルスポークの「←/→」ボタンで操作する。ハンドルを切っている最中は押しにくそう。将来の自動運転を先取りした仕様なのだろうか。ヘッドライト印のボタンはハイビーム用。単なるタッチセンサーではなく、PCのトラックパッドのように感圧式でクリック感がある。
さて、ウインカーをボタン操作で行うことはわかったが、問題はシフトレバーだ。パーキング状態からの前進や後進はどのようにして操作するのだろうか。驚いたことに、タッチスクリーンのドライバー寄りに表示された仮想シフトスイッチで行うという。今回は、室内展示だったので試すことが許されなかった。
そこで心配なのは、タッチスクリーンがフリーズしたりブラックアウトした場合、シフトはどうするのか、という点だ。その場合は、頭上のオーバーヘッドコンソールに予備のボタンが設置されている。
ちなみに、オートパイロットの作動はどうするのか。旧型では、シフトレバーを2回下げることでオートパイロットに入るが、新型は右スクロールホイールのクリックまたは、ダブルクリック(設定で変更可能)となった。
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