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新型テスラ「Model 3」で“消えたモノ”と“増えたモノ” 実車を見た前モデルオーナーの素直な感想(5/6 ページ)

Tesla Model 3の新型が登場した。21年型のModel 3に乗る筆者としては、どこがどのように進化したのか大いに気になる。去る9月8日、メディア向けにお披露目された新型の魅力を写真を中心に振り返ってみる。

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後席にも8インチのタッチスクリーン装備

 後席の快適性も向上した。センターコンソールの後席側にも8インチのタッチスクリーンが追加され、ここでエアコンの風量や風向、エンタメ再生、助手席の前後スライド、シートヒーターのオン/オフ操作が可能。

 筆者の場合、後席に愛犬を乗せる際、家人も後席に座り犬のケアを行なう。その際、「暑い、寒い」と注文が多くその都度、筆者が温度調整などを行うのだが、これなら後席から調整できるのでとても有用だ。


後席にスクリーンが標準装備されるだけで、利便性だけでなくガジェット感が上がったように感じる。走行中に動画が映るかどうかは未確認

 Model Yとは異なり、梁(はり)はあるものの、後席の特権ともいえるガラスルーフの開放感は従来通り。また、旧型では1枚ものだった後席側ウィンドウが合わせガラスになり、遮音性の向上が図られている。


SNS等で海外の試乗動画を確認すると、走行時の静寂性が増したという意見を目にする。合わせガラスの効果だろうか。

約25万円〜37万円の値上げ

 今回の展示車は、Model 3 ロングレンジAWDだったが、後輪駆動のRWD版も存在する。ロングレンジAWDの航続距離は629km、その一方でRWDは513km(共にWLTPモード)。国交省の型式認定がまだ取れていないので、国内で一般的に用いられるWLTCモードによる航続距離は未定だ。

 ただ、駆動バッテリーの容量は旧型と変わらないそうなので、旧型と同等か少し向上していると思えばいいだろう。向上する理由は、空気抵抗値が良くなっているから。


旧型のグレーとレッドが、新色としてのステルスグレーとウルトラレッドに置き換わった。ウルトラレッドは赤がより鮮やかになった印象

 注文は従来通りWebサイトから行う。装備充実で価格が上昇したのは、致し方ないところか。ロングレンジで約25万円、RWDで約37万円の値上げ。RWDを選択し、ウルトラレッド+19インチホイール+白内装を選ぶと、価格は629万6000円に跳ね上がる。

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